第5回環境研究機関連絡会研究交流セミナー
「カーボンニュートラルに向けた環境研究」開催
2023年は「地球沸騰化」という言葉が使われ、大規模な山火事の発生や熱中症による救急搬送者数の増加など様々な気候変動の影響が生じ、 世界の平均気温が観測史上最高となる見込みである。一方、7月にはIPCCの第7次評価報告書の新たな体制が決まり、12月のCOP28では初めて 各国が定めた温室効果ガス排出削減量の正確な監視の取り組みのグローバルストックテイクが行われた。 各国で気候変動緩和に向けた温室効果ガスの削減や適応に向けた技術開発などが進められているが、世界の平均気温を産業革命以前に比べて 1.5℃以内に抑える目標や2050年カーボンニュートラル宣言の達成には、取り組みの加速が必要である。 これらに対する環境研究機関連絡会に参画する国立研究開発法人等の公的機関への期待も大きい。 そこで、本研究交流セミナーでは、全体テーマに関する情報共有や施策における科学の役割、研究所の協力体制について議論することを目的とする。 |
日時 | 令和6年1月24日(水) 13:00~16:45 |
会場 | TeamsによるWEBセミナー |
主催 | 環境研究機関連絡会 |
【講演】(TeamsによるWEBセミナー) | ||
13:00 開会挨拶 |
国立研究開発法人森林研究・整備機構
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13:03 趣旨説明 |
国立研究開発法人森林研究・整備機構
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13:08 口頭発表 |
口頭発表テーマ:「カーボンニュートラルに向けた環境研究」の関連研究 「温室効果ガス観測のこれから~脱炭素社会に向けて~」 国土交通省気象庁気象研究所
「陸域生態系を利用したCO2削減と地球規模でのカーボンニュートラル」 国立研究開発法人国立環境研究所
「カーボンニュートラルの実現と生物多様性保全~一筋縄ではいかないその関係性」 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
「脱炭素農業の最前線:バイオ炭による農地施用」 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
「セルロースナノファイバーの社会実装を支援する安全性評価研究」 国立研究開発法人産業技術総合研究所
「全球の浅海生態系によるCO2吸収速度の将来変化予測」 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
「藻場のブルーカーボンの実態と将来予測」 国立大学法人筑波大学
「環境変動が海草・海藻に及ぼす影響と適応技術開発」 国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産技術研究所
「下水処理場における資源有効利用・環境負荷低減の推進に関する研究」 国立研究開発法人土木研究所
「メンテナンス工事が与える環境負荷に関する研究」 国立研究開発法人建築研究所
「津波瓦礫の評価と防災対策」 国立研究開発法人防災科学技術研究所
「住宅・社会資本分野におけるカーボンニュートラルに貢献する研究」 国土交通省国土技術政策総合研究所
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16:09 総合討論 |
総合討論テーマ: 「カーボンニュートラルの達成に向けて、必要な研究と課題とは」 コーディネーター:国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
パネラー:
国立研究開発法人防災科学技術研究所
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産技術研究所
国立研究開発法人産業技術総合研究所
国土交通省気象庁気象研究所
国土交通省国土技術政策総合研究所
国立研究開発法人建築研究所
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
国立研究開発法人土木研究所
国立大学法人筑波大学
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16:40 2024年度研究交流セミナー テーマ議論 |
2024年度第6回研究交流セミナーの全体テーマである「グリーンイノベーション~環境問題解決と持続可能社会の実現~」について。 | |
16:42 閉会挨拶 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
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- 国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED)
- 国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
- 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)
- 国立研究開発法人森林研究・整備機構(FFPRI)
- 国立研究開発法人水産研究・教育機構(FRA)
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)
- 国土交通省気象庁気象研究所(JMA)
- 国土交通省国土技術政策総合研究所(NILIM)
- 国立研究開発法人建築研究所(BRI)
- 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所(PARI)
- 国立研究開発法人土木研究所(PWRI)
- 国立研究開発法人国立環境研究所(NIES)
- 国立大学法人筑波大学