第12回環境研究シンポジウム

「気候変動と科学技術~考えよう地球の未来!」の開催にあたって

 環境研究機関連絡会は、環境研究に携わる国立、独立行政法人及び国立大学法人の13研究機関が情報を相互に交換し、連携を密にしながらそれぞれの環境研究に係る活動を推進するとともに、その活動及び成果を広く社会にお伝えすることを目的としています。このため、当連絡会では毎年「環境研究シンポジウム」を開催し、広く研究者や行政関係者、市民の皆様に最新の環境研究の成果を発信してまいりました。

 さて、昨秋より、IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)第5次評価報告書が逐次公表され、気候変動に関する科学的知見が報告されており、その社会的な関心が高まっているところです。これを踏まえ、今回の第12回環境研究シンポジウムは「気候変動と科学技術~考えよう地球の未来!~」をテーマとしました。気候変動に対して最先端の科学技術がどのようにアプローチを行っているのかをご紹介し、皆様に「地球の未来」についてお考え頂く端緒となることを期待しての企画です。

 シンポジウムでは、各研究機関の第一線で活躍する研究者がそれぞれの研究成果をもとに講演を行い、地球規模又は特定地域の気候変動をどのように予測し、評価し、また対策を講ずるのか、という点を明らかにします。
 あわせて、各研究機関の環境研究の成果を約100題のポスター発表として展示しております。本日ご参集頂きました皆様には、講演はもとよりポスター発表を通して、私たちの研究活動にご理解を頂くとともに、忌憚のないご意見を賜ることができましたら幸いです。



(平成26年環境研究機関連絡会事務局)                
独立行政法人物質・材料研究機構 理事長 潮田 資勝 
独立行政法人防災科学技術研究所 理事長 岡田 義光