第15回環境研究シンポジウム

「持続可能な生産と消費~資源循環型社会の構築をめざして」の開催にあたって

 環境研究機関連絡会は、環境研究に携わる国立、国立研究開発法人及び国立大学法人の13研究機関が情報を相互に交換し、連携を密にしながらそれぞれの環境研究に係る活動を推進するとともに、その活動及び成果を広く社会にお伝えすることを目的としています。このため、当連絡会では毎年「環境研究シンポジウム」を開催し、広く研究者や行政関係者、市民の皆様に最新の環境研究の成果を発信してまいりました。

 さて今回、第15回環境研究シンポジウムのテーマは、「持続可能な生産と消費~資源循環型社会の構築をめざして」です。本テーマは、2015年の国連持続可能な開発サミット(ニューヨーク)にて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」における、17の持続可能な開発目標(SDGs)のNo. 12「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」(Goal 12. Ensure sustainable consumption and production patterns)をイメージし、その解の一つとなり得る「資源循環型社会の構築」を目指した研究活動に焦点を当てるべく定めたものです。

 資源循環社会の「資源」には、鉱物資源だけでなく、水資源、森林資源、水産資源や食料、エネルギー等も含まれます。また、産総研では「都市鉱山」と呼ばれる使用済み電気電子製品に大量に含まれる有用金属なども循環利用の可能な国内資源と位置付けて研究対象としております。本シンポジウムは資源循環社会の構築に向けて、我々環境研究に携わる研究機関がどのような問題意識をもち、どのような研究に取り組んでいるのか、相互理解を深めるために企画致しました。各研究機関で環境研究に従事している第一線の研究者がそれぞれの研究成果をもとに、最前線の成果をお届けします。

 あわせて、各研究機関の環境研究の成果を約100題のポスター発表として展示しております。本日ご参集頂きました皆様には、講演はもとよりポスター発表を通して、私たちの研究活動にご理解を頂くとともに、忌憚のないご意見を賜ることができましたら幸いです。



(平成29年環境研究機関連絡会事務局)                
国立研究開発法人産業技術総合研究所 理事/エネルギー・環境領域長 小林 哲彦